そなたの道は、そなたの心の光が照らし、
そなたの光は、そなたの心の声が導き、
そなたの声は、そなたの現実、過去、そして未来からの言葉である。

ぐるりと囲む景色の中にぽつねんといるまるいもの。
これは本当に円なのか?

天を見上げれば、広大な世界に光と影をつくる炎が。
闇を見上げれば、点在する数多の光の粒を従える聖が。

地上に目を落とせば、囁き声を交わす木々や草花達が。
空に目を向ければ、さえずりを交わす羽ばたく者達が。

完全な球体は何処も欠けているわけがない。
しかしその中を覗くことは出来ない。
想像してみよう。丸い世界。
創造してみよう。円い世界。
外側を円に加工しても、その中心は本当に円なのか?
本当に円なのか?

想像してみよう、丸い世界。
創造してみよう、円い世界。

世界は誰のためにあると思っている?
お前は天を闇を、掴むことができるのか?

この円は、本当に、円なのか?