始まり


あなたは知っている―――真実を
だけどもあなたは言えない―――真実を

運命とは神が手玉にして遊ぶもの
必然とは神が疲れ果てて座るイス

だからあなたは聞こえない
風の音も、葉の擦れ合う音も、花達の歌声さえも

だからあなたは知ることができない
北風の冷たさも、木々の囁きも、小鳥達のさえずりさえも

運命とは神が手玉にして遊ぶもの
必然とは神が疲れ果てて座るイス

すべてが光となり、闇となるこの世界


あなたは、どう生きる―――?