車内で


トンネルの先にある闇。

光と影の合間に潜む時空の狭間が閉じられる。


星が降る。

車の振動、赤と黄色のライト。
心地良いと感じて引き出しの中を探る。
そして私は書き綴る。

木々の間に垣間見える、下界の光の大群。
ファイルに綴じて、引き出しにしまった。


星が降る。

夜は長いと感じながら。
私は書き続ける。