心からの「ありがとう」なんて言葉、どれくらい言ってないだろう。 いつからか、自分を無視して、見失って、殻に閉じ込めていた。 「もうやめよう」って叫ぶ自分自身には耳を貸さず、悪ぶってばかりいたんだ。 気付いたときには既に遅し。 もう自分だけじゃ、元に戻れなくなっていた。昔のような暖かな生活に。 それでもいつも楽しくて、人生満喫しているような気がしていた。 いや、実際そうだった。 だけど何かが違う。 その違う部分を私は認めようとしなかったのだ。